原因① 過度な乾燥が続いた
雨が降らずに乾燥が続いた後に、急に大雨が降った場合などに起きます。トマトが急に水を吸い上げるので、実の肥大するスピードに皮が追いつくことが出来ず烈果することがあります。ハウス栽培の場合でも、より甘くなるよう潅水を少なくして育てている場合に、烈果が起きることがよくあるようです。
(対策) 無理に水分を減らそうとせず、平均的に水遣りをして適湿を守って育てるようにします。露地栽培で地植の場合には、高畝でマルチをしたり藁を株元に敷くことで乾燥を防いだり、一方で降雨時に一気に余計な水分が入らないようにします。
原因② 陽射しが強すぎた
トマトの実の皮は、強い日差しが続くと、実を守るために皮を硬くする性質があります。すると実の肥大する時に皮が伸びることが出来ず、烈果してしまいます。
トマトが日当りを好むのは葉のことであって、実はあまり強い光を好まず、あまり直射日光を浴びない方が皮の柔らかい食感の良い実が育ちます。しかし連続して直射日光を浴びないと、実がなかなか赤く熟しません。
(対策)摘芯時に果実の上に葉を残すようにしたり、少し密植して互いの葉である程度遮光できるように栽培してみます。
原因③ 株が疲れた
収穫がピークを越え、樹勢が衰えてくると、種を保存しようとする本能が働き烈果し易くなります。葉や枝を茂らせすぎたり、摘芯をせずに実を着果し過ぎると、特に生育後半に株が疲れて烈果が多くなってしまいます。
(対策)草勢や実付をコントロールすることで、生育後半まで体力を維持できるよう調整しながら栽培します。特に脇芽を放置していると早々に株が疲れてしまうので注意します。
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