水なすの栄養と期待される効能

 水なすに限ったことではありませんが、一般的には広くナスの効能として眼精疲労予防、高血圧予防、心筋梗塞予防、脳梗塞予防、動脈硬化予、がん予防などが期待されるものとしてあげられています。
 水なすの皮にはアントシアン系色素である「ナスニン」というポリフェノールの一種が含まれています。ナスニンには発がんを抑制する抗酸化作用があり、眼精疲労にも効果があるといわれています。そのため、水なすを調理するときは是非皮ごと使いましょう。カリウムも比較的多く含まれています。カリウムは血圧の上昇を抑える作用があるので、生活習慣病の予防にも効果が期待できます。

ポリフェノールとカリウム以外、茄子にはこれと言った栄養がないといわれますが、本当は栄養素の含有量が少ない野菜です。栄養は薄いナスですが、ある成分により、スゴイ効能・効果があります。

茄子の栄養素(100gあたり) ・カリウム:220mg ・マグネシウム:17mg ・鉄:0.3mg
・ビタミンC:4mg  ・ビタミンB1:0.05mg  ・ビタミンB2:0.05mg  ・葉酸:32ug
などが含まれています。

ビタミンやミネラルなどまんべんなく栄養素が含まれていますけど、いずれも量が少ないです。
ナスはなぜ、栄養が薄いのか?ナスの栄養が薄い理由は90%以上が水分でできているためです。
茄子よりも水分がちょっと多いのがきゅうりです。きゅうりの水分は95.4%で、世界一栄養がない野菜です。

そのようなナスですが、体温調節の効能は期待できます!暑いときにありがちな、のぼせやほてりなどを解消してくれます。茄子を食べることで、熱がこもった体を冷やしてくれるので、夏の火照った体にはとてもいい野菜です。

食物繊維は割りと多いです。なすの食物繊維は・水溶性食物繊維:0.3gと、・不溶性食物繊維:1.9gが含まれています。この量はキャベツや白菜よりも多く、淡色野菜の平均的な量なので食物繊維は割りと多く含まれています。
むくみを解消するカリウムも茄子には多く含まれています。

冒頭でも述べましたが、なすは栄養の量は微量ですが、近年、注目を集めている成分が2つあります。
1つ目は「ナスニン」です。
ナスニンはポリフェノールの一種で紫色の皮の部分に多く含まれています。
ポリフェノールは強い抗酸化作用があり、がんや生活習慣病の予防に効果が期待できます。
これらの病気の原因である活性酸素のはたらきを抑制してくれるのがポリフェノールなのです。
栄養素は一般的に加熱すると失われるのですが、ナスニンは加熱しても、加熱しなくても、効果はほぼ失われません。加熱したとしても80%以上の抑制効果が残ります。
ナスニンは目の疲れを回復することが期待できます。
ナスニンは眼の網膜にあるロドプシンの再結合に働きかけるため、目の疲れを回復する効果があります。
また、血液をサラサラにする効果もあります。ナスニンは血液をサラサラにし、血流を促進する作用があります。血流がよくなると高血圧の防止につながります。

ナスニンの弱点として、加熱に強いのですが、水には弱いです。そのため、ナスニンを効果的に摂るためにはお味噌汁や煮物など汁ごと食べられる料理がオススメです。

2つ目は「クロロゲン酸」です。クロロゲン酸もポリフェノールの一種で強力な抗酸化作用が期待できます。胃液の分泌を促進する作用があるので、夏の食欲がないときには役立つ成分です。

以上、なすの効能・効能をまとめると
・むくみを解消
・目の疲れを回復
・高血圧の改善
・生活習慣病の予防
・老化防止
などが期待できます。

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