穴子ごうこの瀬戸内アナゴが大不漁

 水なすの古漬けと小海老を炊き合わせた佃煮風の料理をじゃこごうこと言い、目下なす伝でも好評発売中です。この小海老を穴子に変えたものを穴子ごうこ、さらに蛸に変えたものを蛸ごうこと言い、両方ともなす伝のオリジナルです。このうち蛸ごうこは原料となる大阪湾ブランドの蛸である泉ダコの激減・価格高騰で今シーズンはやむなく発売中止とさせていただきましたが、ここにきて大好評発売中でありました穴子ごうこも販売継続が危うくなってきました。漁業基地となる泉州泉佐野漁港に行っても品がなく、また見つけてもとっても原料として使用できる価格でないほど高騰しているからです。 
 その原因が分かりました。2018年1月5日付けの読売夕刊によると、瀬戸内海のアナゴが大不漁で漁獲量は20年前の7分の1まで激減しているという。大阪湾は瀬戸内海に続いており、実質は同じです。かって瀬戸内海は国内穴子のほぼ半分を水揚げしていたらしいのです。それが原因不明で激減しているらしいのです。1990年代に後半に減少、95年に5877トンだったのが2015年には821トンまで落ち込み、現在も過去最悪の状況らしい。価格は約20年前の1キロ1000円前後から近年は2割以上高騰していると言う。
 不漁の原因は温暖化による海水温上昇や乱獲などとされるが、瀬戸内海だけ激減した理由がはっきりしないらしい。今後さらに懸念されるのが、昨年夏に発生した黒潮大蛇行の影響らしい。通常は日本列島に沿って流れる黒潮のルートガ沿岸から離れており、瀬戸内海にたどり着くはずの穴子がさらに減る可能性が大きいと言われる。養殖が色々と試みられているが、まだまだ実用化は先らしいのです。
 こうした中で出来る試みは漁獲制限しかないのが現状らしいのです。そうなるとなす伝の穴子ごうこも今シーズンの最後である2月~3月まで続けるのが難しいのです。水なすの古漬けは、昨年シーズン終わりに露地栽培の水なすを大量に漬け込みましたので、まだまだ余裕があるのですが・・・・・。そうなればじゃこごうこのみで運営せざるを得なくなってしまいます。この件に関しましては、出来るだけ早くHP上で連絡させていただきたいと思います。泉だこや穴子に代わるさらなるオリジナルの素材を探さないといけなくなるかもしれません・・・・・。

海域別のアナゴ漁獲量の推移(農林水産省)
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読売新聞2018年1月5日付夕刊

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