端的に言えば、春に3~4日に1度の水やりは、梅雨明け後には2日に1度くらいとなり、さらに真夏には毎日となります。
水なすは、他のナスに比べると、豊富な土壌水分を必要とします。梅雨期は心配ありませんが、その後の真夏の高温・乾燥には弱いです。開花や結実が悪くなるのも、艶なしの「ボケナス」も、皮が硬くなったり日焼けするのも乾燥・水不足が原因です。ただし、こうした水やりの頻度は、どれだけ日常の整枝や葉欠きを頻繁に行なっているかということと重要な関連をもっています。枝葉が込み合い、不出来な果実が見るからに余分にぶら下がっていると言った状況では、1日1度の水やりでも次第に汚い畑となってしまいます。常に整枝や葉欠きをおこない、乾き具合を確かめながら水やり、と言った基本的なスタンスは夏の間の管理でも違いがありません。
一方、露地栽培でも、梅雨が明けると一転して晴天が続き、乾燥・高温にさらされるようになり、乾燥を嫌う水なすにとっては大変な環境になります。
畝の水分も急激に低下し、梅雨期の多湿で弱った根が吸い上げる水分だけでは蒸散量に追いつかず、日中に葉がしおれることがあります。この時はまず敷き藁を増やして地温の上昇、畝の渇きを抑えるようにすると、新しい白い根が発生してきて、しおれも直ってきます。
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