水なすは何故泉州地方でだけしか採れないの?

水なすを栽培していると、よく友人から聞かれるのが「水なすは何故泉州地方だけでしか採れないの?」といったことです。
実際、最近、他地域でも水なすを栽培しているといった動きがありますが、現状は水分が足りなくサクサクした食感が足りなかったり、甘味が足りなかったり、皮が厚くて堅かったり、泉州特産の水なすには数歩品質が及ばないようです。

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なす伝のHPでも述べましたように、水なすが泉州地方だけでしか採れない理由として
①ため池が全国トップクラスに多く、いつでも必要量の水を確保できること、
②砂地が多く、水はけの良いといった土壌の違い、
③山と海に囲まれ、温暖な気候といった地域性、
そして
④なすの中でも極めて難しい栽培技術の蓄積があること、
などが挙げられます。

全国を探せば、①~③は他地域でもいくらでもあるでしょう。結局は④の栽培技術の蓄積が一番大きい要因のようです。実際、インターネットで検索しても、水なすの栽培技術は当なす伝の投稿以外にはまったく出てきません。

実際に泉州地域で水なすを栽培していても、ある年は「果実のお尻の方が水分が少し足りなくカサカサするため、水やりの頻度を幾分多く調整したり」、「艶なし果がいくらか多く出るため、葉欠きをより積極的にして果実への日当りを多く調整したり・・・」、シーズン毎に色々な対策を講じなければならないことがよくあります。
このようなことから、今後も、水なすはここ泉州地方のブランド野菜であり続けることでしょう。

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