水なす接木苗の選択

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普通、接ぎ木を選択するのは水なすの場合も土壌病害を防除したいためなので、第一に土壌病害に対する抵抗性を優先します。

具体的には、半枯病抵抗性なら台木は赤ナスやトナシム。
青枯病抵抗性ならトレロやトナシム。
半身いちょう病抵抗性ならトナシム、トレロ、などがお勧めの台木です。

実際は、夏秋栽培で水田転作なら無条件で青枯病抵抗品種に接ぐべきですし、畑地なら半身いちょう病対策がさいゆうせんとなります。

草勢の強さはお好み次第ですが、切り戻しが十分出来れば、強い台木に接いだ方が多収です。但し、草勢が強いと、圃場の通路などから不定芽がどんどん出てきます。トレロは優れた台木なのですが、草勢がやや強すぎ、不定芽の処理が少し厄介です。
また赤ナスは水なす収獲のスタートダッシュに優れるのですが、栽培後半の息切れが認められます。

と、言うことで、当なす伝では接ぎ木苗の台木は、ここ数年トナシムを用い、概ね良好な結果を得られております。


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