なす伝の採っている無加温ハウス栽培の場合、水なすの苗の植え付けは1月最終週から遅くても2月の第1週です。ここ温暖な泉州地方でもまだまだ冬の真っ盛りです。昨日の朝方の最低温度も写真の通りマイナス2℃でした。一方最高温度は日中ハウスの窓を閉めたままに管理しますので、35℃から場合によっては45℃くらいまで急上昇します。
植えた苗の活着には3~4日くらいかかります。この間は日中しおれてくる個体もあります。ここで慌てて全体に水をやらないことです。しおれた株だけ軽く根鉢に水をあたえます。それで数日経つと活着してしおれてこなくなります。活着した後は通常の管理に戻します。マルチをめくり手の平を土にあて、乾いていたら全体に水を与えます。これを繰り返すと、株が一回り大きくなり、葉の先のほうが濃い茄子紺に変わってくるので、力強いなすの株に仕上がってきます。
温度管理の方は、活着するまではトンネルは幾分密閉気味に管理します。トンネル内の温度と湿度をやや高めに管理することで、しおれが少なく、根の発育が促がされるため、活着がスムーズになります。但し、一旦萎れ過ぎると慌てて水をあたえても回復が不可能になることがあるので、トンネルないが燃えるほども高温に管理しない注意必要です。
いずれにせよ、活着後(おおよそ定植後1週間がたってから)は通常の管理にもどします。すなわち、日中はなるべくトンネルを開け、水なすに日が当るよう努めます。
⇒水なすの「なす伝」ホームページへ・水なす、トマト、野菜のスィーツなどを紹介
⇒水なすの「なす伝」オンラインショップへnasu-den on line shop
⇒水なすの「なす伝」、水なすとは?へ、水なすの歴史等
を紹介
⇒水なすの「なす伝」、よくある質問・お客様の声へ