続・徳川家康、折戸なすを愛ス。

 初夢に見ると縁起のいいものとされる「一富士、二鷹、三茄子」。その由来には諸説があります。一つには、「富士山、愛鷹山、初ナスの値段」と、駿河の国(静岡県)の高いものを表した説。当時の初ナスは慶長小判1枚(現在の価値で4万円とも・・・)より高かったとか。また、趣味の鷹狩りなど、家康の好きなものを並べた説や、富士は”無事”、ナスは大願を”成す”などの語呂合わせという説もあります。  この縁起がいい…

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徳川家康、折戸なすを愛ス。

 海に囲まれた静岡県静岡市清水区の三保・折戸地区は、温暖で日照時間が長く、砂地で作物の生長が早いことから、促成栽培の発祥地といわれています。区内にある名勝「三保松原(みほのまつばら」は平成25年に「富士山~信仰の対象と芸術の源泉~」の構成資産として、世界文化遺産に登録されました。その三保松原にほど近い折戸地区で栽培されているのが折戸なすです。 折戸なすは三保・折戸の在来品種で当時の栽培につ…

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